あたしったらバカな女

あたしったらバカな女

 

鏡を見ながらコーキーがつぶやくセリフ。

一度女で痛い目にあいながら、性こりもなくヴァイオレットの誘惑に

ついその気になってしまった。

作業道具を片付け、ハケを洗い、ボロのトラックに乗る。

ここでバイバイしていたら、やばい橋は渡らずにすんだ。

鏡を見ながらジーナ・ガーションがニヤッと自分に笑いかける薄笑い。

裏切られ、5年間ぶち込まれた女の自嘲がサラッと出ています。

女に裏切られた女を、まともに扱ったゲイ映画は少ない、と思います。

ウォシャウスキーの感性のきめ細かさは、のちの大作より、

本作や「マトリックス」の、初期の作品のほうがよく出ている。

 

(「バウンド」 )

 

bn_charm