残された道は詐欺師

残された道は詐欺師

 

資金繰りのため、残された道は詐欺師。

スーパーの床に油をまき、わざと転倒、

「誰だ、こんなところに油をまいたやつは!」とネジ込む。

エスカレーターの上段からダイビング、もろに怪我して訴える。

保険金詐欺、旅券詐欺、「なんでもやった」

ある日、別れた妻の元に荷物が届いた、開けてみると札束が!

別れたとはいえ、スティーヴンは妻子を思っているのだ。

万事うまく収まるはずだった、しかしサルも木から落ちる。

刑務所入りした彼が行くのは法図書室だった。

法律の専門書を読破。

「元妻と子供しか味方がいないから、自分で調べるのさ」

何を思いつくかしれないやつがついに天職に気づく。

そう、詐欺師一筋だ。

やがて運命の出会いが訪れた。

 

(「フィリップ、きみを愛してる」)

 

 

bn_charm