誰と話しているの? 〜モーリス㉖〜 Diversity Studies2018/01/15 誰と話しているの? 窓辺に立つクライヴに妻のアンが近づき「誰と話しているの?」「誰とも」そういってクライヴは窓から離れる。原作は終章をこう書いています。「生涯の終わりの日までクライヴはモーリスがいついなくなったのか知らない。のみならず年老いるにつれて、そのようなことが果たして現実にあったかどうかも危ぶまれる... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
「来いよ!」 〜モーリス㉕〜 Diversity Studies2018/01/14 「来いよ!」 スカダーは南米に行ったのじゃないのかと、クライヴが訊く。 「発っていない。何の保証もなく僕のために将来を棒に振った」 何か言いかけるクライヴに 「もう何も言うな。全てを彼と分かちあった。先のことは何も言わんでくれ」 モーリスは闇の中に姿を消した。 そして、ここはこの映... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
スカダーを愛している 〜モーリス㉔〜 Diversity Studies2018/01/13 スカダーを愛している ボート小屋を出たモーリスはクライヴ邸に向かいました。選挙の準備で忙しそうなクライヴは、庭に立ったままのモーリスに「上がってこいよ」「すぐ帰る」そして「スカダーを愛している」と告げます。「なんとグロテスクな!」「確かにグロテスクだ。君だって」「その話は二度としないはずだろ!」厳しい声でク... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
電報がついたんだね? 〜モーリス㉓〜 Diversity Studies2018/01/12 電報がついたんだね? モーリスは何かに導かれるようにボート小屋にきます。頭の中が混乱していた。船は出た。スカダーはいなかった。彼はとどまったのだ…ボート小屋の小さな暖炉の前でスカダーが体を丸めて眠っていました。モーリスを見て彼は驚かず「じゃ、電報がついたのだね?」「何の電報だ」「今朝、あんたの家に当てて打っ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
乗客がまだ来ないのだ 〜モーリス㉒〜 Diversity Studies2018/01/11 乗客がまだ来ないのだ サウスサンプトン港にモーリスは見送りにきます。出港前の船にスカダーの家族はもう乗り込んでいます。粗野な言葉遣い、貧しい身なり、モーリスは、ホテルでの一夜は悪夢だったように思える。これらの人々とともに哀れなスカダーは南米に行くのだ。しかしスカダーはいない。「乗客がまだ来ないのだ」と乗船係... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
行くな。 〜モーリス㉑〜 Diversity Studies2018/01/10 行くな。 「じゃ、俺は行くよ」とスカダー。「行くな」とモーリス。「気は確かか」「巡り会えたことが奇跡だ」モーリスは情熱のとりこですがスカダーは冷静です。「君のお袋さんはなんというかな。金と地位を捨てるのか」「平気さ。君がいれば金や他人は必要ない。地位がなんだ。僕らには頭と丈夫な体がある」「夢だよ。モーリス。... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
「5シリングでは不足か」 〜モーリス⑳〜 Diversity Studies2018/01/09 「5シリングでは不足か」 屋敷の女主人は「18ヶ月いる俺の名も覚えない。あんたは俺に、チップが5シリングでは不足かと言った。そんな奴ばかりだ。でも初めて見たときから、あんたが欲しかった。だから耐えられたんだ」スカダーは服を着ながら言います。モーリスは押し切られ、泊まりました。スカダーと離れられなくなった。そ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
今夜俺と泊まってくれ 〜モーリス⑲〜 Diversity Studies2018/01/08 今夜俺と泊まってくれ スカバーはイギリスを離れて南米に行くのです。二度と会えない。だから英国を離れる前に会ってくれと頼んでいます。モーリスには彼の必死な気持ちがまだわからない。貧しいから金をせびる気だとくらいに思っています。「俺は指一本傷つけない。ビタ一文、もらうつもりはない」ただ「今夜俺と泊まってくれ」モ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
俺が恥ずかしいか、迷惑なのか 〜モーリス⑱〜 Diversity Studies2018/01/07 俺が恥ずかしいか、迷惑なのか 「知っているぜ。ご主人とのことは」ご主人とはクライヴのこと。スカバーは身分の低い若者ですが卑屈ではない。おどおどしているモーリスに我慢ならない。「俺が恥ずかしいのか。迷惑なのか。俺をもてあそんだだけか。このままにはしないぞ。決着はつけてもらうよ。楽しんだ代金は払うんだな」モーリ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
英国を去る前にもう一度 〜モーリス⑰〜 Diversity Studies2018/01/06 英国を去る前にもう一度 スカバー一家が南米に移住することになり、英国を去る前にもう一度会いたいとスカバーがいってきたのです。モーリスは医師にこういう。「実は猟番と罪を犯したのです。頭のいいやつです。脅迫されるかもしれません。そいつからの手紙がこれです」手紙を見せる。「なぜあいつにわかったのか、心の隙が」つぶ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments