ケイト・ブランシェット

「彼女は?」「トラブった」

〜 「TAR ター」11

「彼女は?」「トラブった」   エリオット・カプランとターの昼食。 「ジュリアードでも教えることになった」とター。 「アメリカ最高の音楽学校だ。志望者が殺到する」とカプラン。 カプランはユダヤ人の実業家だ。 彼の支援でターは女性指揮者育成プログラムを立ち上げた。 さら...

自分でも感極まる時がある

〜 「TAR ター」10

自分でも感極まる時がある   空港。ターに女性記者が質問している。 ターは愛想よく対応し 「指揮しながら自分でも感極まる時がある」。 後方でフランチェスカがメールしながらジロっと視線を走らす。 ターのタイプだ。 ターはガラリ話題を変え 「そのバッグ、いいわね」な...

第5番は謎よ

〜 「TAR ター」9

第5番は謎よ   ターが指揮したマーラーの交響曲9つのうち、 同一楽団つまりベルリンフィルでの全収録に5番だけが 残っています。 「5番な謎よ。残されたヒントは楽譜の表紙に書かれた 新婚の妻アルマへの献辞のみ。 シピボ・コニボ族は歌い手がその場にいるときだけ 歌...

私なしに時計は動かない

〜 「TAR ター」7

私なしに時計は動かない   「指揮者が人間メトロノーム」と呼ばれることについての 質問に「時間が楽曲を解釈する絶対的な要素」であると答え 「私なしに“時計”は動かない」と 指揮者が演奏を支配する存在であると答えます。 ターの回答はいずれも意識高い系であり、 人によって...

ジェンダーで区別しない日

〜 「TAR ター」6

ジェンダーで区別しない日   質問がジェンダーに触れる。 「アーティストをジェンダーで区別しない日が クラシック界にも来るかな?」 「どうかしら。私は批評を読まないので。 でも変よ。マエストロを女性形のマエストラに替えたら。 宇宙飛行士は男女ともアストロノーツでしょ」...

ターを首席指揮者に選出

〜 「TAR ター」5

ターを首席指揮者に選出   赫赫たる業績をインタビュアーが読み上げる。 客席の通路にいるフランチェスカが暗誦する。 彼女が原稿を作ったのでしょう。 絵ヅラが暗くてわかりにくいのですが、ホールの後方に 赤毛の女性がいる。 1度ならず2度、彼女の後ろ姿が入るのは重要人物。...

現代の最重要音楽家の1人です

〜 「TAR ター」4

現代の最重要音楽家の1人です   インタビューが進むバックシーン。 ターが住居とは別に用意したオフィス兼練習室。 家具のないシンプルな空間です。 レコードを何枚も床に置き、素足で並べ替える。 もう1人の素足がターの左足に重なる。 たぶんフランチェスカです。いつもターの...