レイチェル・ワイズ

いいのよ、走っていく?

〜 「女王陛下のお気に入り」19

いいのよ、走っていく?   女王の車椅子を押しながらサラ、 「アン、ごめんなさい」 謝るサラにビンタ一発。 「いいのよ」とサラ、真っ直ぐに受け、「走って行く?」 女王、表情がみるみるゆるむ。オリヴィア・コールマンがアップに なりますからをよく見てください。童女のように...

やめい!

〜 「女王陛下のお気に入り」18

やめい!   サラがパートナーと大胆に踊る。エロティックだ。 女王の面白くない顔がアップになる。 「やめい!」と大喝。 サラに当てつけるように 「ハーリー、戦争のための増税は誤りです。税は今のままに」 女王、不機嫌のまま車椅子をターン、舞踏会場を出て行った。 &...

今は音楽を

〜 「女王陛下のお気に入り」17

今は音楽を   盛大な舞踏会が催された。 鹿肉のパイ、ホースラディッシュ、ご馳走山盛りの金銀の皿に 目もくれず、ハーリーが女王の目に出ると 「陛下、戦費の調達のため増税はおやめください」と発言した。 「退屈な人ね、ハーリー」とサラ。「今夜は舞踏会よ」 「陛下」ハーリー...

何事にも犠牲が伴う

〜 「女王陛下のお気に入り」15

何事にも犠牲が伴う   サラが広大な宮殿の庭でカモ撃ちをアビゲイルに教えている。 夫を戦地に送り出して心配ではないか、 「亡くなったら?」とアビゲイル。 「あなただって父上のために身を売った。何事にも犠牲が伴う」 アビゲイルは黙って聞いていますがちょっと考えが違う。 ...

薬草を摘み風邪をひきました

〜 「女王陛下のお気に入り」14

薬草を摘み風邪をひきました   長い廊下を車椅子で通りかかった女王。 侍っていたアビゲイルが激しく咳き込む。 無礼を詫び「薬草を摘み風邪をひきました」 薬草? 女王は車椅子を止めさせアビゲイルを見た。 アビゲイルにはそれで充分だった。 「薬草を摘みに」とわざわざ付け加...

どうか賢く、ご無事で

〜 「女王陛下のお気に入り」13

どうか賢く、ご無事で   サラの夫マールバラ伯(のちに公爵)は イングランド軍総司令官としてドイツ派遣が決まる。 「愚かな勇気など捨て、どうか賢く、ご無事で」と サラは夫を送り出す。 やさしい夫、名門の家柄、富裕な財産。 自分とはかけ離れたサラの身分。 凋落した...

たまには女も愉しみたい

〜 「女王陛下のお気に入り」12

たまには女も愉しみたい   「絡みすぎでは?」大蔵卿がサラをたしなめる。 彼はサラよりの貴族だ。 「男が誇りを失えば荒れ狂う」 サラは言い返す。 「たまには女も愉しみたい」 男の怒りは勇気や美談になり 女が同じ発言をすれば出る杭として撃たれる。 女も「たま...

飾りすぎの臭い老娼婦

〜 「女王陛下のお気に入り」11

飾りすぎの臭い老娼婦   女王代理としてサラが現れ女王の言葉を伝える。 「ハーリーは飾りすぎの臭い老娼婦、戦争は継続。 勝利を重ねてこそ交渉に有利と」 「戦費はどうする」 「土地税を倍に」 ハーリーが色をなす。 「国民は不満だ」サラはますますハーリーを挑発。 ...