ゲイ映画のキメ台詞

アバズレだけど、愛しているわ

〜青春三部作「ニューヨークの巴里夫」⑧〜

アバズレだけど、愛しているわグザヴィエは、浮気性のイザベルがジューに愛想をつかされるかもしれないと心配している。ジューは中国系アメリカ人。学生時代に住んでいたチャイナタウンの部屋をグザヴィエに提供してくれた。ジューはいい人だ、とグザヴィエは思う。だから訊かずにはおれない。「あの部屋で、イザベルと暮らすんだね。何があって...

わたしの相手は女性よ

〜青春三部作「ニューヨークの巴里夫」⑦〜

わたしの相手は女性よ「町中の女を口説いているじゃない!」とパリの恋人にいわれたイザベル。ニューヨークでも同じこと。イザベルはベビーシッターの娘といい仲に。「いい加減にしろ、ジューがいるだろ」怒るグザヴィエに「ジューは別格」とケロリ。イザベルはベビーシッターに「わたしの相手は女性よ」あっさりいう。どう返事していいかドギマ...

彼の目に映る僕は珍獣だ

〜青春三部作「ニューヨークの巴里夫」⑥〜

彼の目に映る僕は珍獣だ元妻の夫、ジョンに会ったグザヴィエ。堂々たる体格のジョン。小柄で風采の上がらぬグザヴィエは首がだるくなるほど見上げて話す。ソファに腰を下ろし独白する(貧弱な英語力に劣等感を抱き始めたとたん、相手はこっちを子供扱い、彼の目に映る僕は珍獣だ)ニューヨークのフランス人だから、完全アウェーではあるけど、フ...

セントラルパーク、7番街

〜青春三部作「ニューヨークの巴里夫」⑤〜

セントラルパーク、7番街いつまでも居候しているわけにもいかず、グザヴィエは部屋探し。子供達が母親とすぐ会えるところがいいというので、どこに住んでいるのかとイザベルが訊いたら、その住所が上のセリフ。ニューヨークの高級住宅街。グザヴィエに払える家賃ではなさそう。「ここはいい部屋だな」とグザヴィエはジューとイザベルの暮らす部...

彼女とはダチだ、男友達と同じなんだ

〜青春三部作「ニューヨークの巴里夫」④〜

彼女とはダチだ、男友達と同じなんだグザヴィエはニューヨークにきて、親友イザベルの部屋に居候します。イザベルは恋人ジューと、娘に恵まれ幸福そのもの。この娘は、グザヴィエの精子を人工授精して授かった子。イザベルとグザヴィエの関係は、スパニッシュ・アパートメント時代から親友同士。セックスなし、なんでも話し合え、助け合えるよき...

愛しあい、その愛もいつか消える

〜青春三部作「ニューヨークの巴里夫」③〜

愛しあい、その愛もいつか消える妻との10年間の幸せだった結婚生活をふりかえったグザヴィエの感慨。可愛い子供が二人。グザヴィエは息子と娘を愛し、子供達もパパが大好き。妻は恋人のいるニューヨークで暮らすと決め、子供たちを連れて行く。「あれほどの愛が消えるなんて」結婚生活も10年たつと、消える、のではなく、愛が変質する実感を...

わたしが魂を売る女だとでも!

〜青春三部作「ニューヨークの巴里夫」②〜

わたしが魂を売る女だとでも!ウェンディは脚本家です。ギザヴィエが仕事を断ったとわかる。「脚本料が高いのに断るの?」「くだらなさすぎて書く気がしない」へえ…妻は面白くない。「わたしだってお金のために書くことはあるわ」「君にはできるさ、僕には無理だ」「何よ、わたしが魂を売る女だとでも?」グザヴィエは慌ててい直すがウェンディ...

なぜ僕の場合こんなダメ人生なのか?

〜青春三部作「ニューヨークの巴里夫」①〜

なぜ僕の場合こんなダメ人生なのか?相変わらずヘタレのグザヴィエ。いいやつなのについてない。小説もやっと売れ始めたのに、彼の憂鬱気質は果てしなく落ち込みます。おまけにニューヨーク出張から帰った妻ウェンディが「話があるの。新しい出会いがあったの」ああ、やっぱり…グザヴィエはガクッ。前脚を折る。青春三部作いよいよ最終章。&n...

日々の暮らしも愛の一部なのよ

〜青春三部作「ロシアン・ドールズ」⑩〜

日々の暮らしも愛の一部なのよとりとめのない自分の生き方に、自信を失っているグザヴィエに、ウェンディはこういう。「日々の暮らしも愛の一部なのよ」感傷的なグザヴィエに比べ、男で苦労し、仕事で苦労し、自分の体一つで生きていくには、どんな山を越え、谷を渡らねばならぬか。「日々の暮らしの束縛? 甘ったれンじゃないわよ!」と普通な...

そして日々の暮らしに束縛されていく

〜青春三部作「ロシアン・ドールズ」⑨〜

そして日々の暮らしに束縛されていく燃えるような恋はどこへいった、激しい燃焼は燃え尽きたのか。一糸まどわぬ姿で大通りを、恋人を追いかけて走った夜。狂っていたが厭わなかった。お互いへの愛を確認するためなら何だってしただろう。だが今はどうだ。かつての炎は、日常の繰り返しと日々の暮らしに束縛され、過去のものになってしまうのだ。...