Diversity Studies

「SOU!ルーム〜衛澤さんのちょっとええやん」VOL.6

VOL.6 一般書で知るセクシュアルマイノリティ−古典編(3) 「小倉○○」や「あずき○○」を見かけたら取り敢えず食べる衛澤ですご機嫌よう。 前々回は「とりかへばや物語」、前回は「転校生」についてお話ししてきました。何れの作品もジェンダー・セクシュアリティについて考えるきっかけとなり得るお話でした。 今回は「...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

とうとう来たんだわ!

〜二度と見たくないゲイ映画の傑作「マルホランド・ドライブ」①〜

とうとう来たんだわ!英BBCが世界の批評家177人の選んだ「21世紀の映画ベスト100」1位が「マルホランド・ドライブ」でした。監督はデヴィッド・リンチ。どこまでが夢でどこからが現実か、リンチは一つも臨界を示しません。ヒントはありますけどね。正気と狂気を分ける線引きなどあるはずがないと言いたいみたいです(笑)。主人公は...

素晴らしかったわ。ありがとう。

〜アデル、なんてお前はいいやつだ㉚〜

素晴らしかったわ。ありがとう。エマの個展のオープンの日。招待されたアデルは、関係者に取り囲まれ、画家として将来を約束されたエマをみます。アデルをモデルにした絵がある。展示された作品の中でも傑作に入ります。アデルは招待の謝辞を述べ、画廊を出る。タバコに火をつける。私たちは道を分かったのだ、アデルはそれをきっぱり受け入れて...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

さびしいの、息が吸えないのが

〜アデル、なんてお前はいいやつだ㉙〜

さびしいの、息が吸えないのがアデルの告白です。胸を打たれます。「さびしいの。ふれあえないことが。会えないのが。息が吸えないのが。ほしいの。いつもあなただけが。すべてが恋しい」エマの吐く息が吸えない…このセリフが最も濃密だと思いました。エマを呼吸してわたしは生きていた、息の中のエマの匂い、息の中の温かさ、湿り気、あなたは...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

セックスは満足してる?

〜アデル、なんてお前はいいやつだ㉘〜

セックスは満足してる?エマは、リーズと、リーズの娘と3人で暮らし、それが「私の家族」であり、「幸せ」だと、アデルにとっては残酷なことをいいます。アデルはそれに対し「よかった」と…なかなかいえないことだわ。でもひとつだけ、エマに訊きたかった。「セックスは満足してる?」エマは伏せ目になる。「全然ダメ?」「ダメじゃないけど」...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

まだあの人と? 幸せ? よかった

〜アデル、なんてお前はいいやつだ㉗〜

まだあの人と? 幸せ? よかった3年後、アデルはエマと再会する。アデルは教師としてのキャリアを重ね、高学年を受け持つようになった。エマは若手画家として注目されている。「まだあの人と?」とアデルが尋ね、エマがうなずく。幸せかと訊いたときもうなずく。「よかった」とアデルはいう。3年の間、アデルがさびしさのなかで、でも仕事を...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

開けてよ、話を聞いて!

〜アデル、なんてお前はいいやつだ㉖〜

開けてよ、話を聞いて!締め出されたアデルはドアを叩き、話を聞いて、と叫ぶ。アデルには後ろ暗い気持ちなど、これっぽっちもない。エマはかす耳も持たず、ドアは無情に締まったまま。夜遅い、人通りもなくなった通りを、アデルはしゃくりあげながら歩く。エマはリーズという恋人ができて、アデルと別れたかったのでしょうね。男と寝た、寝たと...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

さびしくて、ただ無性にさびしくて

〜アデル、なんてお前はいいやつだ㉕〜

さびしくて、ただ無性にさびしくてエマは制作の仕上げに没頭し、リーズと毎日、夜遅くまでいる。アデルが帰っても誰もいない。同僚たちとの飲み会にアデルは行く。何度かデートをする相手もいた。ある夜、エマが先に帰っていた。車で送ってくれた彼はだれなのと詰問する。「彼と寝たのね」「二度か、三度」「なぜ黙っていたの」「よくわからない...
LGBTシネマ365日別冊 1日3分「ゲイ映画のキメ台詞」

イザコザなんて普通よ

〜アデル、なんてお前はいいやつだ㉔〜

イザコザなんて普通よ初の個展の準備にトラブルがあって、エマはイライラする。電話で大声を出し、早口で反撃する。そばで聞いていたアデルは、部屋の中をせかせか歩き回るエマに「イザコザなんて普通よ。私もよく揉める」ゆっくりという。エマより早くから社会人となったアデルは、職場の摩擦、意見の食い違い、トラブルや誤解に対してエマより...

こうしているのが私の幸せなの

〜アデル、なんてお前はいいやつだ㉓〜

こうしているのが私の幸せなのエマはいいます。「あなたが明るく満たされて、料理や家事をするのもいいけど、幸せになってほしいの」「こうしているのが私の幸せなの」とアデル。「なら、いいけど」アデルはエマの気のない口調を敏感に感じ取る。「そんなに責めないで」「責めてない」「リーズは昔の恋人?」「ちがうわ。彼女も画家よ」画家や芸...