Diversity Studies

女の “いい人” はセクシーじゃない

〜女が女の魅力を言いたいとき〜

「女の “いい人” はセクシーじゃない」 ペネロペ・クルスが地獄の使者のアバズレ女、ビクトリア・アブリルが天国の使者<いい人>です。地上に降りた彼女らの使命は敵対関係にある。 ペネロペはビクトリアが好き。でも堅物のビクトリアはペネロペの熱い視線になかなか応えない。半分ヤケクソのこのセリフ。 「女はワルでないと...

同性カップル証明書、世田谷区でも

この動きが全国に広がることを願って…   東京・世田谷区では、同性カップルから「パートナーシップ宣誓書」を受け付けて区がそれを証明する受領証を発行する要綱を定め、11月5日、初めて受領証が交付されました。 宣誓書は二人とも20歳以上で、区内に住むか、一方が区内に住み、他方が区内への転入を予定...

「ありがとう」「わたしこそ」…

〜うまくいえないけど心からの感謝を伝えたいとき〜

「ありがとう」「わたしこそ」 「ありがとう」が検事補のキャサリン(ケリー・マクギリス) 「わたしこそ」がレイプ被害者のサラ(ジョディ・フォスター) 検察さえ見放した裁判に孤軍奮闘したキャサリンを、サラは「うらない」にかこつけベタホメします。大統領になれるとまでいわれたキャサリンが「ありがとう」、ほんと...

これからはその方面を究めたい…

〜なんとなく詩的なセリフを声に出していいたいとき〜

  「これからはその方面を究めたい」 72歳でゲイ宣言をしたパパ(クリストファー・プラマー)。 息子オリヴァー(ユアン・マクレガー)のとまどいを尻目に、恋人と、あるいはゲイ友だちと、残りの人生をこころおきなく暮らす。それにひきかえ息子は毎日、屈託の不幸顔。  パパは息子のウダウダした性格を...

ケレルは海の上を歩く黙示録の天使…

〜なんとなく詩的なセリフを声に出していいたいとき〜

  「ケレルは海の上を歩く黙示録の天使」 意味? わかりません(笑)。ケレルの上官、フランコ・ネロだって、深く考えて言ったのではないようなのだけど。ヨハネ黙示録で、ラッパを吹いている天使のことじゃない? ケレルとは主人公の男性の名前。男同士の熱い視線が放射能ビームのように行き交います。 あん...

LGBTの結婚を応援! 『マイナビウエディングサロン』で業界初の研修

LGBTカップルも「ふたりらしい結婚式を」 株式会社マイナビが運営する、結婚式場探しのための無料相談カウンター『マイナビウエディングサロン』では、全店舗で業界初となる「LGBTウエディングコンシェルジュ研修」を実施しました。 セクシュアリティが障壁となり結婚式を諦めるLGBTカップルが多い現状を受け、「すべ...

ゲイ・エッセイ集『オトコに恋するオトコたち』、『薔薇族』編集長がぶっちゃける

ゲイエッセイ集で、今まで語られなかったゲイ・ワールドに迫る   11月10日、株式会社リットーミュージックが今年5月にスタートさせた新レーベル“立東舎”より、ゲイエッセイ集『オトコに恋するオトコたち 誰も教えてくれなかったセクシュアル・マイノリティの世界』(1,296円(本体1,200円+税)/四...

君の精液のついたパンツ…

〜切なくて殺したいほど愛しているとき〜

  「君の精液のついたパンツを洗っているじゃないか」 サクセスしたとたん、古女房のようなパートナー、ケネス(アルフレッド・モリーナ)に、皮肉、傲慢、言いたい放題のジョー(ゲイリー・オールドマン)。ケネスはおだやかで、しかも実家が金持ちの文学青年。ジョーの才能を信じ、物心両面にわたって支え、...

君はダンディだよ、グレイ

〜「ハンサム」より「ビューティフル」よりまだイケル一言〜

「君はダンディだよ、グレイ」 グレイ(ヘザー・グラハム)が、社内アナウンスのスイッチが入っていると知らず、自分がゲイだと兄に打ち明け、社内中がそれを聞いてしまった。 落ち込んだグレイはタクシーの運転手でゲイのゴーディ(アラン・カミング)に相談する。このときゴーディがグレイに「君はダンディだよ」といいます。 「...