Diversity Studies

ママはよくドレスを着せた

~アバウト・レイ16歳の決断⑫〜

  ママはよくドレスを着せた   「僕が小さい頃、ママはよくドレスを着せた。 お姫様かシンデレラみたいに。でも僕が憧れたのはカウボーイや 宇宙飛行士やカーレーサー」 本当の自分とは違う自分に仕立てられていく焦燥があった。 ずいぶん悩んだに違いない。エル・ファニングが長身の細身で...

牛肉の代用よ!

~アバウト・レイ16歳の決断⑪〜

  牛肉の代用よ!   あざを作って帰ってきたレイに、マギーもドリーもフランシスも、 一家騒然。「冷やさなければ」「生肉がいいわ」「赤身の牛肉がない」 「牛肉の代用よ!」 フランシスが冷蔵庫から持ってきたのは丸ごとのチキン。 ガバッとレイの顔面に押し当てる。 トリの短い脚がつ...

お前は男か、女か!

~アバウト・レイ16歳の決断⑩〜

  お前は男か、女か!   レイが高校生の不良グループに囲まれた。 長身でハンサムで、女生徒たちが熱くなるレイが気に入らない。 「お前は男か、女か」レイがいちばん嫌がることを言いつかみかかる。 レイも負けていませんが多勢に無勢、ボコボコにされます。    ...

フリをしていただけよ

~アバウト・レイ16歳の決断⑨〜

  フリをしていただけよ   おばあちゃんもまた悩みの中にいます。 娘が離婚した後は母娘とも自分の家(とても広いセンスのいい家)に 住まわせ、可愛がってきた孫娘を「彼と呼ばなきゃならないなんて」 この映画はとてもユーモラスで、その部分を受け持っているのが おばあちゃんことスーザ...

僕って存在が最低だ

~アバウト・レイ16歳の決断⑧〜

  僕って存在が最低だ   父親が不在とあって、「両親の了解」はなかなか得られない。 自分はどうなる。レイの悩みは深くなる。 女の体のままだったら…自分自身に迷い、自信が持てない。 「僕って存在が最低だ」 苦しげにつぶやくレイにマギーは胸がしめつけられる。   &...

クレイグを探したくないのね

~アバウト・レイ16歳の決断⑦〜

  クレイグを探したくないのね!   クレイグとは元夫。 マギーはストレスでアイスのやけ食いに走る。そんな娘を見ながら さすがはおばあちゃん。娘の悩みは他にあるとわかっています。 「本当はクレイグを探したくないのね。賛成されたら困るから あなたはサインさせたくないのよ」 いや...

彼は関係ない!

~アバウト・レイ16歳の決断⑥〜

  彼は関係ない!   「彼は関係ない、私たちの生活とも、今回の決断とも」 マギーはムキになって父親を介入させまいとする。 理由は後でわかりますが、離婚の原因はマギーの浮気だった。 それも夫の弟と。 今さら会いに行くなんて、とんでもない話。 恋多き女もつらいわね。 &nbs...

でもなぜ治療を急ぐの?

~アバウト・レイ16歳の決断⑤〜

  でもなぜ治療を急ぐの?   「でもなぜ治療を急ぐの? なぜ転校を?」 おばあちゃんの質問に娘(マギー)はイライラしてくる。 「普通でいたいからよ」 「なら普通のレスビアンに」 困難な手術を受けてまで「男」になる必要はないだろうと思うのが おばあちゃん。そうじゃない、 レ...

娘似の女と結婚した?

~アバウト・レイ16歳の決断④〜

  娘似の女と結婚した?   祖母のドリーはいたって楽観的です。自分が悩んでいるのに、 母親の屈託なさがマギーはしゃくにさわる。 「ママは娘似の女と結婚したの?」 「私の場合は母親似の女と結婚したのよ」 さらに「なぜレスビアンじゃダメなの?」とマギーに訊く。 マギーは憤然「だ...

ご両親の同意のサインが必要です

~アバウト・レイ16歳の決断③〜

  ご両親の同意のサインが必要です   レイは16歳なので両親の同意がいる。 父親とは離婚して10年来、音信不通だ。連絡が取れるかどうか、 というより元夫と会わねばならないのはマギーにとって苦痛だ。 死亡証明書が偽造できないかしら、とまで考える。 プロデューサーはマーク・タート...