Diversity Studies

もはや殉死だね

〜全編口説きのセリフ「アンダー・ハー・マウス」⑥〜

もはや殉死だね   ジャスミンがニューヨークに栄転する話があったが、 彼のために「私が犠牲になった」というと、ダラスが 「もはや殉死だね」 ひどい、と思うが当たっているだけにジャスミンは怒れない。 ダラスの過去はつまびらかには語られませんが、 男を屁とも思っていないのは確かだけど、それ...

やめて、ジロジロ見るの

〜全編口説きのセリフ「アンダー・ハー・マウス」⑤〜

やめて、ジロジロ見るの   ダラスが欲望を隠そうともせずジャスミンを見つめます。 視線だけで服をはぎ取りそう。 息苦しくなったジャスミンが「やめて、ジロジロ見るの」 やめるどころか、ダラスはジャスミンの膝においた手を動かしていく。 ダラスはジャスミンの同性に対する「半開きになった扉」を感...

やあ、本気の格好だ

〜全編口説きのセリフ「アンダー・ハー・マウス」④〜

やあ、本気の格好だ   ダラスが迎えに来た。 黒いドレスをバシッと決めたジャスミンを見て、 「やあ、本気の格好だ」と機嫌がいい。 ダラスは、といえば黒のジャケットに白いシャツ、黒のループタイ。 主役にモデルなんか連れてくるなよ、と言いたくなるほど決まっている。 エリカ・リンダーは動きの...

私は社長だからボスだ

〜全編口説きのセリフ「アンダー・ハー・マウス」③〜

私は社長だからボスだ   「今夜どう?」と翌日早速ダラスがジャスミンに声をかける。 仕事だとナタリーは断る。 「私は社長だからボスだ」 つまり人にこき使われていないとダラスはほのめかす。 社長一人、社員なし、ですが、しっかりした経済的基盤のあることが、ダラスの「自信満々」につながっていま...

男がいるんだ、ご愁傷さま

〜全編口説きのセリフ「アンダー・ハー・マウス」②〜

男がいるんだ、ご愁傷さま   ジャスミンの婚約指輪を見たダラスが 「男がいるんだ、ご愁傷さま」「あなたも失礼ね」 「高そうな指輪だね」「彼の稼ぎがいいから」 「いつも私はすぐ飽きる」「私は飽きさせない」 「君となら飽きないかも」 「いつかいい人に会えるわ」 「君がその人かも」「私は婚...

デートすればわかる

〜全編口説きのセリフ「アンダー・ハー・マウス」①〜

デートすればわかる   「女性のみ」のバーでジャスミンはダラスに会う。ダラスは大工です。 ちょっとツンとしているジャスミンにダラスは愛想よく「こんばんは」 ジャスミンは「今朝屋根の上にいた? 大工はなぜモテルの?」 「デートすればわかる」ダラスは自信満々。 ダラスのセリフはとても少ない。...

「SOU!ルーム〜衛澤さんのちょっとええやん」VOL.24

■不調の備え  気づけば本年、年男の衛澤です御機嫌よう。4月は誕生月です。  新年度がはじまりました。新しい環境でスタートの人、前年の環境を継続の人、いろいろおられるかと思いますが、みなさん体調はいかがでしょうか。私は例年通り不調を来しております。  季節の変わり目、特に春先というのは健常の人でも何だかちょっとし...

よこしなさい、クズ男!

〜シスターフッド「聖トリニアンズ女学院2」⑨〜

よこしなさい、クズ男!   舷側を敵のボートすれすれに寄せた校長は、またまたやってくれる。 ロープを取って甲板から飛んだ。 あわや、「リア王女」とシェイクスピアの手紙を燃やそうとした プロムフリー卿に「よこしなさい、クズ男」 ブウ〜ンと飛んできて奪い去り、反動でデッキに着地。 聖トリニ...

すなわち私は女である

〜シスターフッド「聖トリニアンズ女学院2」⑧〜

すなわち私は女である   手紙は続く。 「苦難のすえ、たどり着いた君に真実を述べておきたい。 すなわち私は女である」 文学史をくつがえす世紀の逆転劇。 そこへ、彼奴らは諦めていなかった。プロムフリー卿が現れ、 「天才シェイクスピアが女だと世間に知らせるわけにはいかん」 手紙と「リア王...

私はシェイクスピアと称した

〜シスターフッド「聖トリニアンズ女学院2」⑦〜

私はシェイクスピアと称した   お宝探しはクライマックス。 悪戦苦闘の末、メンバーは地下の書斎のような、楽屋のような、 古めかしい本と衣装が並んだ部屋に辿り着く。 頑丈な木箱を開けるとカラ。手紙があった。 「探した財宝はなく、夢破れたと思っただろう。だが海賊の血が騒いだ私は、 冒険の舞...