サラ、子供たちに挨拶を
18世紀初頭のイングランド、
アン女王(在位1707〜1714)の治世です。スペイン継承戦争で
英国はハプスブルク家(オーストリア側)についた時代。
アンが話しかけているのはマールバラ公爵夫人サラだ。
2人は幼馴染で、サラは女王の側近中の側近、
女王はサラを頼り、サラは宮殿内に強い影響力を持つ。
「子供たち」とは17羽のウサギのこと。
17人の子供を死産、流産、早産で亡くした女王は
ウサギに子供たちの名前をつけていた。
「やめておく。不気味よ」とサラ。
そうは言うがサラはウサギを虐めたりしない。
ここはラストシーンの決め手になります。
アン女王の顔がクローズアップになります。
腹の座ったいい顔です。演じるのはオリヴィア・コールマン。
本作でアカデミー賞主演女優賞受賞。
〜「女王陛下のお気に入り」〜