私はノミに弱いのです

私はノミに弱いのです

 

 

「なぜ急に飛び起きた?」

「あなたにノミがいて。私はノミに弱いのです。

朝には身体中が腫れ上がる」

「わかった、わかった。少し落ち着け」

部屋の隅にしゃがみ込んでオロオロするアルバート。

ヒューバートの冷静さが、

普通の男性とは少し違うことに気がつかず、

ノミのことばかり言っています。

 

〜「アルバート氏の人生」〜

 

bn_charm