なんてことだ、女だったのか
ヒューバートと相部屋になったアルバート。
痒みに耐えかね服を脱いた。
「なんてことだ。女だったのか」
ヒューバートは驚きますが深く追及しません。
「どうか、誰にも言わないで。女が一人で生きていくには
他に方法がなくて」
うろたえるアルバートに
「静かにしろ。ホテル中が起きるぞ。立て」
冷静に宥めます。
演じるのはイギリス演劇界の名女優、ジャネット・マクティア。
彼女の舞台を観たグレン・クローズは一目惚れ。
自ら楽屋に行き脚本を手渡して帰った。
すぐOKの返事。本作は脇の充実がすごいです。
プロデュースもしたグレン・クローズの
意気込みがわかります。
〜「アルバート氏の人生」〜