彼女はやらない

彼女はやらない

 

「大金が消えています。帳簿に記載のないお金が

モールバラ卿の手に」

恐れながらとアビゲイルが女王に直訴した。

「つまり、サラが夫に渡していたと?」女王。

「そのようです」

女王言下に「彼女はやらない。下がって」

断固とした迫力に気圧されたアビゲイル。

廊下で出るや「くそ、くそ、くそ」と喚き散らす。

女王とサラの絆は切れなかった。

 

 

〜「女王陛下のお気に入り」〜

 

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