「女中がくるわ」「怖いの?」

「女中がくるわ」「怖いの?」

 

アビゲイルと親密度を増す女王にサラは業を煮やす。

「私を嫉妬させようと?」

女王の胸ぐらを掴み壁に押し付ける。

「女中がくるわ」

「怖いの?」

サラは自分と女王の間の秘密がなんであろうと、

開き直っています。

気の変わりやすい女王の胸先三寸で首も刎ねられる時代です、

この自信はとても危険。

しかしサラの臣下の壁を越えた言動には、

女王と国と自分が一蓮托生のような「無私」があります。

〜「女王陛下のお気に入り」〜

 

bn_charm