本を置いていったのはだれ?
「挑戦」をゴミ箱に荒々しく突っ込んだター。
それにしても本をフロントに置いていったのはだれ?
「挑戦」」では、ヴァイオレットという女性と
駆け落ちまでする著者ヴィタ・サックヴィル=ウェストが、
結局は夫と別れない。
フランチェスカという恋人が居ながら、さっさとシャロンと家庭を作ったターへの当てこすりにも見えます。
とすると、「誰かが置いていった」のではなく、
フランチェスカが自分で持ってきたのでは?
ターをじわじわ締め付ける、正体不明の現象が、
以後、本作でよく現れるようになります。
〜「TAR ター」〜