恐ろしい予感がした
「私と寝たいみたいよ」とジェニファー。
それほどの相手か。
「彼ら最低よ。忘れて」とニーディ。
ジェニファーはノリノリ、ステージの最前列で見とれている。
「火事だ!」
火はカーテンを伝ってたちまち燃え上がった。
ニーディはジェニファーの手を引っ張って辛くも脱出する。
店は炎上した。
バンドたちも逃げのびてきた。「俺のバンで送ろう」と
ニコラスが声をかけた。
「ジェニファー、帰ろう」ニーディは行かせたくなかった。
バンに乗る彼女を見て、恐ろしい予感がした。
〜「ジェニファーズ・ボディ」〜