断る、自分を隠したことはない!
ケーリー一家が訪問する一晩だけ「協力して」と息子が頼む。
協力とは「店を閉めて文化武官を装う?
アルバートを主婦に変えるのか」
「彼はどこかよそへ(ひどいわね)、
部屋全体をフツーの感じに。
パパも体や手の動きを少し変えて。ゲイが見え見えだよ」
息子は肩身が狭いのだ。
パパは言った「断る。自分を隠したことはない。
確かに私は、ファウンデーションをつける男と同棲する
中年の同性愛者だ。だが20年かけて築いた生き方だ。
上院議員にそれを崩させる? クソくらえ」
パパ、カッコいい。
〜「バードケージ」〜