(刺繍のハンカチ)
小汚い宿を見つけたメアリー。
ポツネンのベッドに腰掛け、手には白いハンカチ。
別れる前夜、シャーロットが差し出し小花の刺繍をあしらったハンカチだ。
啖呵を切って出てきたものの、切なさが襲う。
発掘の仕事はライムでないとできない、
シャーロットと暮らすなんて、
世間知らずのシャーロットの描きそうな夢だ。
家具調度ばかりか服まであつらえて。
バカみたい、と思いながら(そこまでして一緒に…)
やりきれないほど愛おしい。
ぼんやり座っているケイト・ウィンスレットがそれだけで絵になります。
〜「アンモナイトの目覚め」〜