若き詩人への手紙
「歌が好きでしょ。私は歌うと最高に幸せよ」
ドロレスがリタに話しかける。
「そんな顔、しないで。これは母がくれた本よ。若き詩人への手紙。
リルケよ。すごい作家よ。
ある作家志望の男が彼に作品を送ったの。
リルケの返事は、作家になれるかなどと訊くな。
書くことが何より好きなら君はすでに作家だ。
あなたもそうよ。歌うことが何より好きなら歌手になれる。
読みなさい」リタは反抗せず黙って受け取った。
「若き詩人への手紙」いい本ですよ〜。
〜「天使にラブ・ソングを2」〜