あなたは私を選んでくれた
コレットがせっせとウィリーにラブレターを書いています。
「パリのどんな女性より、あなたは私を選んでくれた。
あなたの隣で目覚め、
この一日が、この一生が、二人のものだと感じたい。
私たちはきっと幸福になれる」
のちのコレットからは信じられないくらい受け身ですが、
仕方ないよね、いくら賢くても田舎育ちの19歳のお嬢さんだから。
父親は、ウィリーが実家の反対を押し切って
持参金ゼロの娘と結婚するだけでもありがたいと思えと婿の肩を持つ。
母親は「ダメならダメでもいいわ」
コレットにとって幸運だったのはしっかりしたお母さんがいたこと。
持参金、家柄に束縛されない、心の自由な人でした。
コレットは多分に母親の血を受け継いでいます。
〜「コレット」〜