私は中南米のモンローよ
口の減らないチチが
「私は中南米のモンローよ。脚線美が自慢なの」
夜道に出て脚を見せるが何台か車は通りすぎる。
やっと止まったトラックに事情を話し、近くの町まで乗せてほしいと。
若い運転手はスナイダービルへ行くという。
「そこまでお願い」
スナイダービルとはどんなところか知らずに頼む。
夜も更けてついたところは片田舎の村。
キャデラックを修理する部品は3日後でないと届かない。
何事かと、ぞろぞろ広場に出てきた村人たち。
「何をジロジロ見ているの?」中南米のモンローは鼻息が荒い。