オカマの店だけ売れるなんて、世の中間違ってるよ
差別用語は連発、ガラの悪さサイコー、でもこの映画のどこがいいかというと、
登場人物たちがむちゃくちゃ明るいのです。
落ち込んだり、悩んだりはしますが、彼らはみな、冷静で繊細で、
世間の視線や自分自身の在り方を見誤っていません。
ここはラッタナ駅前市場。タイの国体出場を目指すバレーボール選手ジュンは、
市場で惣菜売りのアルバイトをしている。隣の屋台のおかみさんが
「世の中間違ってるよ、オカマの店だけ売れるなんて」とぼやく。
ジュンは明るくて冗談が好き、お客さんに笑顔で話しかけるから店は大繁盛。