「LGBTの人たちにメッセージを届けたい」

レズビアンの著者の半生を一冊に。

 

LGBTや自身をテーマに、講演やトークイベントに多数出演されている、タレント・一ノ瀬文香さん初の著書『ビアン婚。~私が女性と、結婚式を挙げるまで~』(双葉社/定価:本体1,300円+税/四六判・192ページ)が2月19日に刊行されました。

一ノ瀬さんは、2009年にレズビアンであることを公表。幼少期から、“女性らしさ”を求められることに違和感を覚えた子供時代、性の目覚め、女性同士の恋愛事情、ADHD(注意欠陥多動性障がい)と診断された事実、リスクを恐れず週刊誌でレズビアンであることをカミングアウトしたこと、そして2015年、女優兼ダンサーである現在のパートナー・杉森茜さんと同性結婚式を挙げるまでの半生が綴られています。

 「自信が持てずにいるLGBTの人たちにメッセージを届けたい!」との思いから本書を綴ることを決意。数々の困難を乗り越えてきた著者の半生は、LGBT当事者だけではなく日本中のすべての人に勇気を与える物語になっています。「同性カップルが結婚するということが、特別なことではなく、ごく普通のことになってほしい。(本文より)」と一ノ瀬さん。LGBTへの関心も高まる今、注目の1冊です。

 

【章立て】

序章:ささやかな幸せ/第1章:孤独/第2章:性の目覚め/第3章:新宿二丁目での出会い/第4章:空虚/第5章:愛を知る/第6章:決心/第7章:運命の出会い/第8章:最高にハッピーな日/終章:これからの二人