「女の “いい人” はセクシーじゃない」
ペネロペ・クルスが地獄の使者のアバズレ女、ビクトリア・アブリルが天国の使者<いい人>です。地上に降りた彼女らの使命は敵対関係にある。
ペネロペはビクトリアが好き。でも堅物のビクトリアはペネロペの熱い視線になかなか応えない。半分ヤケクソのこのセリフ。
「女はワルでないと、魅力がない」…ということは「だからわたしのようなアバズレはセクシーだろ」と自画自賛し「だからさっさと惚れなよ」と、無邪気に誘惑しているのも同じ。
ペネロペがまだハリウッドの添え物にならなかった時代の快作。