監督 ハーバート・ロス

そっと祈る、どうかいかないで

〜 「ボーイズ・オン・ザ・サイド」36

そっと祈る、どうかいかないで   約束通り、パーティが開かれた。 友人たちはロビンと、ジェーンと、ホリーを囲む。 楽し気な雰囲気の中、ウーピー・ゴールドバーグの歌が流れる。 ウーピーの歌唱力にしみじみする、とてもいい歌です。 「あなたの瞳を見つめるたび愛が見える あな...

3人のあの家でパーティを

〜 「ボーイズ・オン・ザ・サイド」35

3人のあの家でパーティを   「お葬式の後は、3人のあの家でパーティを開いて。 盛大に」 ジェーンは約束する。 ホリーは刑務所で出産し、釈放の日が来た。 赤ん坊を抱いたホリーが「3人の家」に帰ってくる。 祝福を受けながら、何かを探す目。 ドリュー・バリモアが見違...

私を愛していた?

〜 「ボーイズ・オン・ザ・サイド」34

私を愛していた?   「私を愛していた?」とロビンが訊く。 おそらく本作の(地味目ですが)クライマックスです。 ハーバート・ロス監督は 大袈裟な盛り上がりを極力排していますが、 ここで女2人が、それまで口に出さなかった愛を確認するシーン。 「ええ。今でもよ」とジェーン...

昔、女の人に恋したことが

〜 「ボーイズ・オン・ザ・サイド」33

昔、女の人に恋したことが   ロビンがジェーンに打ち明ける。 「昔、女の人に恋したことが。10歳のときよ。 彼女はイチゴ色の金髪だった。 泊まったホテルのメイドだったの。 父がベトナムに行く直前だったわ。綺麗な人だった」 10歳では恋とか愛とかの自覚はないでしょうが、...

少しでも生きるチャンスを

〜 「ボーイズ・オン・ザ・サイド」32

少しでも生きるチャンスを   ジェーンは占い師のところに行きます。 「呪いを解いて」 「エイズじゃ無理よ」 「わかっているわ。でも今はまだ肺炎だけなの。 奇跡は望まない。ただ少しでもロビンに生きるチャンスを 与えてほしいの。お金ならあるわ」 「効いたらいただくわ...

とても寂しかった

〜 「ボーイズ・オン・ザ・サイド」31

とても寂しかった   ジェーンとロビンが向かい合っている。 ロビンは疲れ、窓の桟に腰掛けジェーンに話しかけた。 「とても寂しかった。私と人の間にはいつも距離があって どんどん人が遠くなる。大声で呼んでも相手は手を振るだけ。 捕まえたと思った唯一の人さえ手を振ったわ」 ...

女同士には特別な絆があるの

〜 「ボーイズ・オン・ザ・サイド」30

女同士には特別な絆があるの   「私は彼が暴力を振るうのを見ました」ロビンが証言する。 女には何より男が必要だとおっしゃるの? いいえ、彼女には私たちが必要なの。なんていうか 女同士には特別な絆があるの。男同士にもあるでしょ。 性の優劣の問題じゃないの。同性でしか通じない何...

家族だもの、愛している

〜 「ボーイズ・オン・ザ・サイド」29

家族だもの、愛している   ロビンが階段に座ってジェーンを待っていた。 「言っておくけど、まだあなたを許していないわ。 でもホリーを助けるのは別問題よ。 私も証言するわ。 私はホリーに責任があるの。あなたのこともよ。 家族だもの、愛している」 ロビンは痩せ青ざめ...

あなたは同性愛者ですね

〜 「ボーイズ・オン・ザ・サイド」28

あなたは同性愛者ですね   裁判が始まった。ジェーンが被告側の証人に立った。 検察の態度も質問も、初めから差別的だった。 「あなたと被告は特別な関係ですか。 失礼、どんな関係ですか。恋愛感情がありますか。 あなたは同性愛者ですね」。 殺人事件の審議より「同性愛者」を興...

未来の妻だからね

〜 「ボーイズ・オン・ザ・サイド」27

未来の妻だからね   エイブがホリーを逮捕した。驚くロビンに 「ピッツバーグの件を彼女から聞いた。 僕は警官だ。正直でありたい。 僕は彼女を守る。未来の妻だからね」 ジェーンが来た。エイブが知らせたのだ。 手錠をはめられジープで去るホリー。 証拠となったのはホリ...