いつの間にか心が平らになる 〜彼らが本気で編むときは、⑯〜 Diversity Studies2018/06/20 いつの間にか心が平らになる リンコがトモに「何があっても何を言われても、飲み込んで踏ん張って、 我慢して怒りが通り過ぎるのを待つの」 「通り過ぎないときは?」 「私はこれで」とリンコは編み物を取り上げ 「ちくしょう、ちくしょうって、一目、一目、編んだらいつの間にか 心が平らになる」 ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
ああいう種類の人 〜彼らが本気で編むときは、⑮〜 Diversity Studies2018/06/19 ああいう種類の人 スーパーで買い物をするリンコとトモをカイの母親が見かけた。 リンコと離れたトモに近づき 「私はあなたの味方よ。あなたは一人じゃないのよ。ああいう種類の人と あんまり一緒にいないほうが、ね」 熱を込めて言う。トモは彼女を突き飛ばし持っていた洗剤をふりかける。 スーパー... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
しじみの醤油漬けと切り干し大根 〜彼らが本気で編むときは、⑭〜 Diversity Studies2018/06/18 しじみの醤油漬けと切り干し大根 リンコが約束を守りました。 トモが好きだと言った居酒屋メニューのお弁当を持ってお花見に。 川の土手に3人並んで座り、まあ、綺麗なお弁当。 風景を雄弁な脇役にするのが荻上映画ですが、このシーンは特筆モノです。 いいなあ、こんな家族。 幸せって、他のことが... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
ねえ、オッパイ触ってみたい 〜彼らが本気で編むときは、⑬〜 Diversity Studies2018/06/17 ねえ、オッパイ触ってみたい トモがリンコに垣根を感じなくなりました。 「ねえ、オッパイ触ってみたい」 「いいよ。本物よりちょっと固いらしいよ…どう?」 「う〜ん、固めかも。でもちょっと気持ちいい」 ほのぼのすぎて笑っちゃう。さわる、におう… 感じることに言葉はいらない。荻上監督、五感... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
男とか女とかどうでもよくなる 〜彼らが本気で編むときは、⑫〜 Diversity Studies2018/06/16 男とか女とかどうでもよくなる 「母さんは姉ちゃんにきびしかった」とマキオ。 「嫌いだったの?」とトモ。 「親子でも人対人なんだ。どうしても気が合わないってことはあるんだよ。 それはキライということじゃないと思う。僕だって母親の愛情が重たくてどうしたら家を出られるか、 そればかり考えてい... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
親子でも人対人なんだ 〜彼らが本気で編むときは、⑪〜 Diversity Studies2018/06/15 親子でも人対人なんだ 「母さんは姉ちゃんにきびしかった」とマキオ。 「嫌いだったの?」とトモ。 「親子でも人対人なんだ。どうしても気が合わないってことはあるんだよ。 それはキライということじゃないと思う。僕だって母親の愛情が重たくてどうしたら家を出られるか、 そればかり考えていたよ」 ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
つけてみて 〜彼らが本気で編むときは、⑩〜 Diversity Studies2018/06/14 つけてみて 母親が毛糸で作ってくれた「ニセチチ」が出来上がった。 「つけてみて」 リンは学生服を脱ぎ、嬉々としてブラジャーをする。 フミコはちょこちょこ手直しをしながら「これ、入れてみて」 ブラジャーの中に詰め物をする。 「本物は無理だけど、とりあえずニセチチで、と」 ブラジャーを... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
お母さん、オッパイがほしいの 〜彼らが本気で編むときは、⑨〜 Diversity Studies2018/06/13 お母さん、オッパイがほしいの 回想場面です。 中学生の制服を着たリンが 「お母さん、オッパイがほしいの」と母親に訴える。 フミコ、驚かず「そうだよね。リンちゃん、女の子だものね」 自分のセクシュアリティを持て余し、さめざめと泣く息子に 「泣かなくていいの。何も悪くないのだから」 い... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
最初のオッパイは私が作ったの 〜彼らが本気で編むときは、⑧〜 Diversity Studies2018/06/12 最初のオッパイは私が作ったの リンコの母フミコとトモの対面。 フミコは一人息子のトランスという宿命を厳粛に受け止めている。 世間からどんな目で見られるかも知っている。だから常に臨戦態勢だ。 強く、やさしい母親である。なんでもズケズケ言う。 「あの子の最初のオッパイは私が作ったの。 た... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
ボクはどうなっちゃうんだろう 〜彼らが本気で編むときは、⑦〜 Diversity Studies2018/06/11 ボクはどうなっちゃうんだろう トモの同級生、男子のカイは、男の子が好きだ。 教室の窓から校庭を見ながらトモに話しかける。 「赤いシャツの人、いるでしょ。彼のことを考えるとこのへんが もやもやするんだ。ボクはどうなっちゃうんだろう」 カイの不安に対して、トモは軽はずみな対応をしていません... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments