ウーピー・ゴールドバーグ

ここは酒場ではない、修道院です

〜「天使にラブ・ソングを」⑦〜

  ここは酒場ではない、修道院です   院長は「かくまうとお約束した以上、出来る限りのことはします。 あなたも理解してください。ここは婦人会や酒場ではない、 修道院です。聖キャサリンは祈りの場。それを乱すようなことは 絶対に許しません」 ところがドロレスにも言い分があった。 ...

お断りします、絶対に

〜「天使にラブ・ソングを」⑥〜

  お断りします、絶対に   しかしドロレスを一目見た院長はサウザー警部補を呼び出し 「お断りします、絶対に」と強硬に拒否。 「あんな目立つ人を隠し通せるものですか」 とにかくドロレスが場違いなのだ。ワンサカ盛り上がったカーリーヘア。 極彩色のステージ衣装、挨拶無視、受け答えの...

絶対見つからない場所だ

〜「天使にラブ・ソングを」⑤〜

  絶対見つからない場所だ   証言するなら「絶対見つからない場所に隠してやる」と警部補は約束。 そこは聖キャサリン修道院だった。 場違いも甚だしい。「白人シスターに囲まれて何をしろと?」 ヴィンスはドロレスの発見に10万ドルの賞金をかけた。 こうなると逃げ場は修道院しかない。...

君が証言したら奴をブチ込める

〜「天使にラブ・ソングを」④〜

  君が証言したら奴をブチ込める   殺人の目撃者としてドロレスが証言すれば 「奴をブチ込める」と警部補は言うのだ。 「冗談じゃないわ、殺されるわよ!」 「裁判は2ヶ月後、2ヶ月身を隠せばいい」 「どこに隠れるのよ」 ヴィンスの目を逃れる場所があると思えない。 でも警部補は...

逃げたら?始末しろ

〜「天使にラブ・ソングを」③〜

  逃げたら?始末しろ   ドロレスはヴィンスが裏切り者を殺す現場を目撃した。 その場を取り繕って平静を装い部屋を出るが、ヴィンスは疑い深い。 「呼びもどせ」と部下に指示する。 「逃げたら? 始末しろ」立ち聞きしたドロレスは疾風のように 警察に駆け込む。 「ヴィンスは暗黒街の...

一体どんな大人になるのやら

〜「天使にラブ・ソングを」①〜

  一体どんな大人になるのやら   1968年聖アン学院。 「ドロレス、あなたほど反抗的な生徒はいません」 使徒の名を書けといえばジョン、ポール、ジョージ、リンゴー。 このままでは将来、堕落の道を歩む。 「一体どんな大人になるのやら」 いかにも挑戦的な少女ドロレスの不敵な笑顔...

映画は危険なものよ

〜「セルロイド・クローゼット」㉛〜

  映画は危険なものよ   スーザン・サランドンはこう締めくくります。 「映画は無視できない。危険なものよ。だって夢の番人だもの。 小さな暗室の中で観客は無防備になる。そして自分の感性が試される。 普段は感じないことを感じ、自分が人生の主役になれると感じる。 一方で人を歪めるこ...

いつの時代も愛は愛だ

〜「セルロイド・クローゼット」㉚〜

  いつの時代も愛は愛だ   「フィラデルフィア」は男同士の愛を描きました。主人公はエイズです。 主演のトム・ハンクスは 「アンディとミゲルはすべてを注ぎ込んで、時間をかけ、不変の愛を育んだ。 いつの時代も愛は愛だ。あの映画はそういっている映画なのだ」 長い沈黙が終わりを告げ、...

観客はいつも前に進んでいます

〜「セルロイド・クローゼット」㉙〜

  観客はいつも前に進んでいます   「観客はいつも前に進んでいます。 観客の感性をつくことができれば映画は成功よ」 そうシャーリー・マクレーンは言います。 目に見えない時代のうねりが来ようとしていました。 観客の感性がそれを求めていたからです。 人を好きになることが自由であ...