Diversity Studies

準備? 必要ない。踊れるわ

〜「ブラック・スワン」④〜

  準備? 必要ない。踊れるわ   バレエ団に新人が来た。 「みんな、リリーだ」とトマが紹介する。 最初の日から遅刻だが「ひどい渋滞だった」と悪びれず 早速レッスンに入る。 「準備を」というトマに「必要ない、踊れるわ」 ニナは神経がピリピリする。 用意周到に準備してもまだ心...

白鳥の役だけなら君を選ぶ

〜「ブラック・スワン」③〜

  白鳥の役だけなら君を選ぶ   必要なのは白鳥と黒鳥の両方を踊れる者だ、とトマは言う。 トマはニナの技量も努力も認めています。 「白鳥だけなら君を選ぶ。だが黒鳥も、だ。 君の“黒鳥”を見せろ。もっと挑発的に誘惑しろ。 王子だけでなく、観客や世界中を誘惑するのだ。 蜘蛛が巣を...

官能的な作品に作り直す

〜「ブラック・スワン」➁〜

  官能的な作品に作り直す   監督はフランス人のトマ。 古典的な「白鳥の湖」ではなく 「官能的な作品に作り直す」と強調します。 いわく「より力強く、新しい作品には新しい女王が要る。 若きスターを世界的に羽ばたかせる」 これまでプリマをやってきたのはベテランのベスです。 し...

ピンク色がすごくキレイね

〜「ブラック・スワン」①〜

  ピンク色がすごくキレイね   ヒロインのニナが母親と話しています。 「とてもへんな夢を見たわ。“白鳥”を踊っているの。 でも振り付けが違う。ボリショイふうなの。 プロローグの悪魔が呪いをかける場面よ」 この映画には夢、あるいは妄想、幻想が多く出てきます。 一言で言うと、ニ...

「連絡して」「わかった」

〜「ロニートとエスティ 彼女たちの選択」㉛〜

  「連絡して」「わかった」   「ニューヨークに来ない? 私と一緒に住めばいい」 追悼式の最中に、ロニートはそうエスティにささやいた。 エスティはロニートの手を握る。 出発の朝だ。エスティは階下のソファで寝ていた。 「さようなら」二人は簡単な挨拶を交わす。 空港へ向かうタク...

ラビは最後に選択と自由を語った

〜「ロニートとエスティ 彼女たちの選択」㉚〜

  ラビは最後に選択と自由を語った   追悼式の日、ドヴィッドはラビの後継者として壇上に立った。 「ラビは偉大な律法者でしたが死ぬ時は人間でした。 彼の最後の言葉は選択の自由でした。 彼は思い出させてくれたのです。人間には選択する自由があると」 エスティに向かい「あなたは自由だ...
札幌で通算20回目のパレード! さっぽろレインボープライド2020

札幌で通算20回目のパレード!
さっぽろレインボープライド2020

国内でも早い時期からLGBTQのパレードが始まった札幌でのパレード開催は、今年2020年度で日本最多の20回目。さっぽろレインボープライドはLGBTQなど性的マイノリティの差別解消・権利主張を目的として開催されます。   大通公園発、約1時間のパレードを予定 さっぽろレインボープライドは札幌市中...

私を自由にして

〜「ロニートとエスティ 彼女たちの選択」㉙〜

  私を自由にして   エスティが夫に告げる。 「妊娠したわ」 夫は笑顔で「これぞ神の御心だ」 妻の言葉はちがう。 「私たち別れるべきよ。この町に生まれた私は選択肢がなかった。 子供には選択の自由を与えてあげたいの。自分の人生を選べる。 私に自由をちょうだい」 「ダメだ!...

今夜のフライトで帰る

〜「ロニートとエスティ 彼女たちの選択」㉘〜

  今夜のフライトで帰る   事態は紛糾しました。 「今夜のフライトでニューヨークに帰る」とロニートが告げます。 これ以上夫婦の間にいてもいい結果にはならない。 「よかった。何よりだ」 疫病神がいなくなって「何よりだ」と言う感じ。 ロニート「ラビのいい追悼式をね」 ドヴィッ...

彼と別れるべきよ

〜「ロニートとエスティ 彼女たちの選択」㉗〜

  彼と別れるべきよ   ドヴィッドが黙ってドアから出て行った。 二人のやりとりを聞いていたロニートが「彼と別れるべきよ」と言う。 「その後、どこへ?」とエスティ。 ロニートは、こうなった以上、エスティとドヴィッドが一緒にいても うまく収まるはずはないと見越して、別れるべきだと...