ちゃんとわたしの面倒を見て
「なぜその売春婦がお前と一緒にいると思う。頭がおかしいだからだ。
お前だってまともじゃない」父親にそう言われ、セルビーはセルビーで
アイリーンと一緒にいるのが不安になる。
「ちゃんとわたしの面倒を見て。お金はもう残っていない」
少なくともお金に関しては100%アイリーンに依存しています。
つまり、アイリーンは自分のために体を売って稼いでも当然だと
思っているわけね、セルビーは。
だからアイリーンが「商売をやめる」といったとき、
「なぜ?」と訊く。
「最低の仕事だから、ウンザリだよ」
「悪くないっていってたのに…」小さくつぶやく。