風俗紊乱罪で逮捕
「リズリー子爵風俗紊乱剤で逮捕」
新聞の1面にデカデカと載った。
リズリーとはケンブリッジの寮で、クライヴが
「危険な人物」だとモーリスに教えた学生でした。
リズリーはクライヴに弁護を依頼するが、体よく断られる。
「そうか、僕と関係を持つことは、君のマイナスだな」
リズリーは悪押しせず「おやすみ」とだけ言って去る。
クライヴの表情は複雑です。
彼と関わりたくないのが一つ、
もう一つは自分とモーリスの関係も同じように、
社会が弾劾する危険を孕んでいることがはっきりわかったから。
〜「モーリス」〜



