モーリス、大学に戻って
モーリスは家長となって父のあとを継ぎます。
大学の休学処分にモーリスは大いに腹を立てているが、
元はと言えば自分が悪い。
謝罪すれば済むのに謝ろうとしない。
「モーリス、大学に戻って」と母親は頼むと
「戻らないよ」
「なぜ?」
「女にはわからない」とクライヴと同じことをいう。
当時はみなこの調子で、女性をバカにしていたのでしょう。
腹立ちまぎれにキャリアを放棄するなど、
モーリスは冷静さを欠いています。クライヴはちゃんと
大学に戻り、弁護士になるのです。
このあたりから徐々に、2人の人生は分かれ始めます。
〜「モーリス」〜



