例えばベートーヴェン
「クラシック音楽はその多くがドイツ系白人男性の作品よ。
例えばベートーヴェン。
私は典型的なレスビアンだから、彼には気が乗らない。
それでも真正面から向き合った。
その偉大さと必然性に。
マックス、お願い、バッハに向き合って」
ターはここで出自や属性によって
音楽家を評価すべきではないと言っています。
マックスが有色人種であるとか、ジェンダー差別を
評価の基軸にするのは誤りでしょう、
というのがターの論点です。
しかし現代音楽家に親しむマックスからは
納得が得られそうにない。
ついにターはコテンパンにマックスを論破する。
〜「TAR ター」〜