8月の末
「クラリスは8月の末になると、関係を義母が知ったというようになった。
子供を連れてロンドンの姉のところへ逃げる対策をした。
子供を迎えに行ったあと、19時に駅へ行くわ。そうクラリスが言った。
私は幸せだった」
クラリスも思い切った決心をしたものです。
生活はどうするのか、子供の学校は。
夫が追いかけてくるのはわかっていたでしょうに。
こう考えるのは、恋愛にあまり縁のないリアル派なのでしょう。
この時のふたりの行動は
人ふれれば人を斬り、馬ふれれば馬を斬る、そんな感じ。
〜「ミモザの島に消えた母」〜