ハヌムよ

 

ハヌムよ

 

彼女の名はハヌム。母親はパキスタン出身、父親はバングラディシュ。

「私はライラ」

母親にハヌムを紹介する。「私の母さんよ」

ハキハキしてよく気のつくハヌムを母親はすっかり気に入ります。

ハヌムは美術館の、古代の石像の前にライラを連れて行く。

「目を閉じて触って」

触れるって神秘的だ。

視覚以上に思いを伝える触覚にライラは気づく。

 

 

〜「マルガリータで乾杯を」〜

 

 

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