私は認めてほしくて

私は認めてほしくて

 

食いさがるジュールズに「何なの?」とニック。

「私は求めていたの。認めてほしくて」

「私はあなたを認めていないわけ? そう、わかった」

何がわかったのか、ニックもわかっていないと思いますが、

売り言葉に買い言葉です。ジュールズは突き放される。

ジュールズだって、ニックがどう対応すれば自分を認めたことに

なるのか、具体的には言えなかったでしょう。

確かなことは今の自分に満ち足りていなかった、充足していなかった、

何かに力を注ぎ込みたかったこと。

 

(「キッズ・オールライト 」 )

 

bn_charm