Diversity Studies

私をあなたの花嫁にして

〜 「オルランド」31

私をあなたの花嫁にして   地面に倒れ込んだオルランドが呼びかける。 「自然よ、私をあなたの花嫁にして」 とても美しいシーンです。 女である限り、束縛を受けることはわかっていても、 ナチュラルな性を、自己を求めていいはず。 自然よ、私の願いを受け止めて。 &nb...

孤独な老嬢として死ぬのか

〜 「オルランド」30

孤独な老嬢として死ぬのか   大公は続ける。 「財産もない孤独な老嬢として死ぬのか」 オルランドの頭の中で 「老嬢? 孤独?」の言葉が駆け巡る。 いく世代もの女性がこの言葉に怯えてきた。 庭園を走るオルランドの衣装が地味になり、 いつしか荒野を走っていた。 ...

あなたのもの?どうして?

〜 「オルランド」29

あなたのもの?どうして?   「大公さま、お心は感謝しますがお断りを」 「なぜです、私は英国の貴族。 広大な領地と身分を保証しましょう。あなたは私のものだ」 「あなたのもの? どうして?」 「あなたが好きだ」 「だからあなたのもの?」 「断るのか。あなたの過去を...

完璧な性の華です、鑑です

〜 「オルランド」28

完璧な性の華です、鑑です   「道は一つですな」ハリー大公が言った。 東方でオルランドと共に戦った英国の貴族です。 「あなたはたとえ男だろうと、女だろうと 完璧な性の華です、鑑です。私と結婚してください」 他の男たちとは異なる理解を示した男性です。 でもオルランドはい...

女だから資産を没収?

〜 「オルランド」27

女だから資産を没収?   屋敷に戻ったオルランドに税務署の官吏が来ます。 「あなたの資産に関して訴訟が提起されています。 1、あなたは法的には死亡していて資産は無効 2、財産権はないが、法の定めがあるまで、 名前を隠した状態でこの屋敷に住んでもよい。 寛大な処置だと官...

品格のある女がどこにいる

〜 「オルランド」24

品格のある女がどこにいる   暇を持て余す貴族たちの衒学的な会話の応酬。 機知をひけらかす席にレディ・オルランドが盛装で出席。 いい獲物が来たとばかり口々に 「女にあるのは気取りだけです」 「体だけの子供だよ」 「品格を持った女がどこにいる」 オルランド、無言の...

オルランドの衣装

〜 「オルランド」22

オルランドの衣装   しかし男性から女性になったことで一変したのが衣装。 オルランドが身に着けるドレスが大変な代物です。 精緻な時代考証によって再現された豪華なドレスに目を見張る。 アカデミー賞の美術と衣装デザイン賞ノミネートと なりました。 ティルダ・スウィントンが...