ドヒは私が預かります

〜 「私の少女」21

ドヒは私が預かります

夜遅く、継父のヨンハが娘を迎えにきた。酔っ払っている。

「真夜中すぎても帰ってこねえ。聞けば所長のところにいるって」

ドヒはヨンナムの背中に隠れている。

大声で威嚇するヨンハ。

「あなたもお母さんが事故で亡くなって

気落ちしている時でしょう。

夏休みの間、ドヒはここで預かります。気持ちが落ち着いたら

迎えにきてください」

「そうしてくれれば」

ヨンハは厄介払いできて大人しく帰った。

しかしどこか面白くなさそうだった。

〜「私の少女」〜