ごめんなさい、とても悲しい時に

ごめんなさい、とても悲しい時に

 

 

帰宅したエリオをマルシアが訪ねる。

「調子はどう? 詩集、読んだわ。すごく気にいった」

そして

「ごめんなさい、とても悲しそうな時に」

彼女は彼女で、エリオがオリヴァーと別れ、

傷ついていることを知っている。

エリオがオリヴァーに夢中で、自分のことなど

心ここにあらず、だった状態を知っている。

それでも(ザマみろ)じゃなく、温かい言葉をかけるのよ。

エリオ君、バチが当たらなきゃ、いいけど。

〜「君の名前で僕を呼んで」〜

 

bn_charm