ママの浮気を責めた時も
アンヌは子供の時から母親が弟の肩ばかり持つと不満げだ。
「ママの浮気を責めた時も、何も言い返さず黙っていた。
なぜ浮気を?」
「話してどうなるの」母は話したがらない。
「そうね」娘はあっさり話を切り上げる。
マドレーヌの結婚生活は不幸だった。
それがニナとの結びつきになったのかどうか、
映画では詳しく触れません。
家族4人、一見幸福そうに見えた家庭生活に
複雑な屈折があったことを
マドレーヌは誰にも打ち明けなかった。
そんな女性であることだけ、わかります。
〜「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」〜