護衛の必要なお妃さま扱いね

 

護衛の必要なお妃さま扱いね

 

マイケルのキャサリンへの執着が度を過ぎているとミレーナは思う。

「護衛の必要なお妃さま扱いね」と皮肉をいい

「彼女を愛しているの?」

「わからない」

「彼女の治療を中止して。私が診ると伝えて」

急にミレーナはキャサリンに関心を示しました。

きっと庭でおしゃべりしているうちに、

キャサリンはいち早く、ミレーナまで絡め取っていたのでは。

彼女の触手はくっつきたい相手に間違いなくペタン。

蜘蛛みたい? さあ。

ホラー映画にありました、ダボハゼみたいに貪欲に飲み込んで

プイと骨だけ吐き出す怪物が。

 

 

 

(〜「氷の微笑2 」〜 )

 

bn_charm