実は一緒に住んでいる人がいる

実は一緒に住んでいる人がいる

 

川べりを自転車を押して帰りながら

「実は一緒に住んでいる人がいる」とマキオが言う。

トモは(自分は邪魔者)と感じ、緊張する。

「とても大事にしている人なんだ。姪が来ると言ったら喜んでた。

でも、なんていうか、変わっている人で…」

具体的な情報を与えられないまま、映画は進みます。

マキオの家は公団住宅です。見るからに古い団地。

荻上監督の作品は、例によって隣の人と肩触れ合う距離の世界です。

日本人の感覚やなあ〜と懐かしくなる風景です。

 

(「彼らが本気で編むときは、」 )

 

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