監督 パヴェル・パヴリコフスキー

彼女の心は歪んでいる

〜 「マイ・サマー・オブ・ラブ」33

彼女の心は歪んでいる   一緒に町を出るという妹に 「彼女の心は歪んでいる」 兄は諭すがモナは耳を貸さない。 兄貴の言うことが正解だと思いますけどね、 燃え上がっている妹には伝わらない。 「私たち愛し合っているの。一緒に町を出るわ。 永遠に、二度と戻らない」 ...

ちょろいもんね、インチキ野郎

〜 「マイ・サマー・オブ・ラブ」31

ちょろいもんね、インチキ野郎   「神はここにおられる、君に近づくために、 君に触れるために」 タムジンの手を握る。 「君の中に入って喜びで満たす」 兄は彼女にキス。 タムジンは狂ったように笑いだす。 「ちょろいもんね、インチキ野郎」 兄の言葉は性的なニュ...

悪魔の話もしたでしょ

〜 「マイ・サマー・オブ・ラブ」30

悪魔の話もしたでしょ   兄がタムジンの家に来た。 「モナは?」 「すぐ戻るわ。居間へどうぞ」 モナは家にいた。隠れながら居間の気配をうかがっている。 「何かを信じるって難しいわ。でも 丘で聞いたあなたの話が頭から離れないの」 「俺を通して神が語っているからだよ...

彼、とても魅力的だわ

〜 「マイ・サマー・オブ・ラブ」29

彼、とても魅力的だわ   地図を見ながら、 「エジプトね」「シベリアでしょ」 「行きたいの?」などと話していたとき、 タムジンが言った。 「お兄さん、彼とても魅力的だわ。魂を導いてもらおう」 モナの目に不安と、非難めいたものが混じった。   〜「マイ...

帰りたい、ここはイヤ

〜 「マイ・サマー・オブ・ラブ」28

帰りたい、ここはイヤ   モナの好きな谷間の隠れ家。 「タム、クロスグリを採ってきたわ。ポケット一杯ある」 タムジンはチラと見て 「いくら一杯でも朝食には足りないわ。 それに寒くて凍えそう。帰りたい、ここはイヤ」 「じゃ、帰ろう」 モナはやさしく、タムジンは不機...

離れたら殺すわ

〜 「マイ・サマー・オブ・ラブ」27

離れたら殺すわ   ダンスクラブ。昼間の客は近所のおじさん、おばさんだ。 抱き合ってあんまり激しくキスする2人は 「出なさい」追い出されてタムジンの家に帰ってきた。 「私たちずっと一緒よ」 「離れたら殺すわ」 「私もあなたを殺す、私も死ぬわ。愛しているわ」 &n...

一人でも神に目覚めれば

〜 「マイ・サマー・オブ・ラブ」26

一人でも神に目覚めれば   「お兄さんに恋人は?」 「神で手いっぱいよ。神に発情しているの。朝から晩まで」 不肖の妹たちの会話をよそに、敬虔な信者たちは 巨大な十字架を立ち上げた。 「主は言われた。この谷を神の手に取り戻すように。 一人でも神に目覚めれば」 タム...