Diversity Studies

夢かしら、あなたの声が聞こえる

〜 「私の少女」66

夢かしら、あなたの声が聞こえる   ソウルへ走るヨンナムとドヒ。 夕暮れは雨となり、ドヒは車窓にもたれて眠っている。 ほろ苦いラブソングが流れる。 「夢かしら、あなたの声が聞こえる」 それがどうした、夢どころか、 ヨンナムは怪物を抱えているのだ。 苦労しなきゃ、...

私と、行く?

〜 「私の少女」65

私と、行く?   ドヒの肩をしっかりつかみ、顔を覗き込んで 「私と、行く?」とヨンナムは訊く。 ドヒの目から大粒の涙がボロボロ。 泣きじゃくるドヒをヨンナムは抱き締める。 ここなのですけどね、チョン・ジュリ監督の“ひっかけ”は。 ヨンナムがドヒにほだされ、引き取って、...

まるで小さな怪物

〜 「私の少女」63

まるで小さな怪物   ヨンナムを送るパトカーの中で 「あの」ソン警官が話しかけた。 「言っていいかどうかわかりませんが、ドヒには かわいそうに思いながら、よくない印象を持っています。 母親に逃げられ、父親に殴られたせいか、 普通の子とは違う気がするし、本心がわかりませ...

なぜ現場で逮捕できたの?

〜 「私の少女」60

なぜ現場で逮捕できたの?   「スノさん、あの晩、何があったの?」 スノはドヒにケータイの番号を教えた若い警官だ。 「何か不審な点でも?」 「性的暴行の現行犯なんて、なぜ現場で逮捕できたの?」 「あの晩、ドヒから電話があって、父親の息の音と 罵倒する声と、ドヒの泣き声...

ドヒは養護施設送りになる

〜 「私の少女」58

ドヒは養護施設送りになる   所長の言った通りだった、と担当官は謝り 「母親が逃げてからずっと継父はドヒを殴っていた。 スラスラ話した。殴られるのがいやで所長の家に逃げたと。 申し訳ないことをした、面目ない。 このまま母親が現れなければ、 ドヒは養護施設送りになる」 ...