Diversity Studies

5シリングでは不満か

〜 「モーリス」34

5シリングでは不満か   スカダーが玄関に立っています。 「チップを待っているんだ」 「5シリングやったのに」とモーリス。 スカダーに 「お前は5シリングでは不満か」あけすけに聞く。 モーリスに限らず、当時のイギリスの上流社会の男たちの 「金をやったのに」の感覚...

こういう結末でよかった

〜 「モーリス」33

こういう結末でよかった   クライヴはモーリスの手にキスし 「過去を忘れていないという証だ。いいだろ? このことはもう二度と話さぬことにしよう」 モーリスとしっかり距離を置きたがっているのがありあり。 「こういう結末でよかった、忘れよう」 やれ、やれ、とばかり、あっさ...

モーリス、おめでとう

〜 「モーリス」32

モーリス、おめでとう   クライヴは妻アンの情報「モーリスには恋人がいるみたい」を 真に受け 「こうあることを願っていた。おめでとう。 天に昇ったような心地だろ」 内心いちばんホッとしたのはクライヴでしょう。 モーリスが女性と結婚すれば、2人の間のどんな噂も雲散霧消。...

病気なら治してください

〜 「モーリス」30

病気なら治してください   モーリスは医師を訪ねる。 「人に言えない悩みなのです」 性病と勘違いした医師はズボンを脱がせてチェック。 「心配ない」 「いえ、僕もリズリー子爵と同類なのです。誰にも言えなくて。 「誰が君みたいな好青年にそんな馬鹿なことを。くだらん。 ...

8番目?

〜 「モーリス」29

8番目?   「モーリス、聞いただろう?」とクライヴ。 「君からは聞いていないよ」とモーリス。 なんとなくトゲのある言い方です。 クライヴは意に介せず 「結婚式の介添人を頼む」 アンを電話で紹介した。 「アンよ、電話で話すクライヴの8番目の友だちよ」 「8...