男でもなく女でもない

男でもなく女でもない

 

「ほら、そこを見て」

オルランドが息子に示した空には

羽のある天使のような何者かが楽しげに浮遊している。

オルランドはついに過去からも未来からも切り離され、

突き抜けて

「私はもう男でもなく、女でもない」に到達した。

「この地球にいて、同時に宇宙にも存在する。

この世に生まれ、同時に死を迎えている」

壮大なファンタジーで「オルランド」は終わります。

ヴァージニア・ウルフの死生観、女性観を具体化する

難しい映画化だったと思えますが、

主演にティルダ・スウィントンを迎えたこと、

サリー・ポッター監督が深くウルフを理解していたこと、

同時代の周到な撮影の(例えば衣装の)セッティングが

本作を華やかに、躍動的にしています。

 

〜「オルランド」〜

 

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