「アメリカ?」
シェルマディンと名乗った男。
屋敷に男を連れ帰ったオルランドは男の足を洗い
「私は全財産を失うの」
当時の法律によって、男性でないと財産を相続できません。
「一緒に旅に出よう。
風が南西に変わったら僕はアメリカに戻る」
「アメリカ?」
聞いたことも見たこともない名前。
「地位や財産を忘れ自由を満喫しよう」
「自由?」
これまた耳新しい。
「君に夫は不要だ。君は恋人を求めている」
「私が男なら曖昧な大義に命は賭けないわ。
死を代償に勝ち取った自由に何の価値がある?」
ここは原作者ヴァージニア・ウルフの言葉です、
女性は自由であるべきだが、何らかの犠牲によってなどではなく、
あくまで男女対等の価値観を必要とする。
〜「オルランド」〜



