馬鹿げた夢でした

馬鹿げた夢でした

 

「つまらなかったか」と大尉。

「いいえ、最高でした。

友だちとモスクワの演劇学校にいく約束をしました」

「それで?」

「馬鹿げた夢でした。任期を終えたら農場に戻り、

母の手伝いをして仕事を探します」

セルゲイは母一人、子一人です。

これからの行く末を考えると、

圧倒的な「本物」のステージの迫力に自信喪失、

とてもついていけなかったのでしょう。

大尉は黙って聞いていましたが…

〜「ファイアバード」〜

 

bn_charm