向かいのドルンさんだ

向かいのドルンさんだ

 

 

マドのアルバムを繰っていたアンヌと息子。

「おばあちゃんだ。若いなあ」

「私くらいの時ね」

「この人、向かいのドルン(ニナの名前)さんだ」

息子が気づいた。

「この人?」

母は自分と同じ歳の頃、ニナを出会っている。

20年も前に。アンヌはふと考え込む。何かに気づく。

〜「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」〜

 

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