当然さ、理想的な妻だ 〜「太陽と月に背いて」⑨〜 Diversity Studies2021/02/09 当然さ、理想的な妻だ ヴェルレーヌはランボーが止まっている安宿に来ました。 濡れた衣類を乾かします。マチルダを愛しているのかという質問に 「当然だろ。理想的な妻だ」 その理由は「18歳で美人だ。金もある。子供も産まれる」 「共通の趣味は?」とランボー。 「ない」「知性... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
彼の家だろ 〜「太陽と月に背いて」⑧〜 Diversity Studies2021/02/08 彼の家だろ マチルダの父親がヴェルレーヌをとがめます。 「何で他人をこの家に入れた。働いて自分の家くらい持て。 (ランボーに)くすねた物を返せと言え。幸い、彼は出て行ったが」 「何と!」ヴェルレーヌは飛び上がり、脱兎のごとく雨の街へ走りだす。 ランボーは雨の中でベンチに... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
私は友達を助けねばならん 〜「太陽と月に背いて」⑦〜 Diversity Studies2021/02/07 私は友達を助けねばならん ヴェルレーヌ邸(正確には妻の邸宅)に泊まったランボーは 書斎の本は盗む、飾り物は壊す、精巧な蝶の剥製はブローチにする… 狼藉の限りです。 彼にのめり込む夫に「彼の世話は他の人に任せた方がいいと思うわ」と妻。 腹のなかを見透かされたヴェルレーヌは... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
「僕は涙を流しすぎた」 〜「太陽と月に背いて」⑥〜 Diversity Studies2021/02/06 「僕は涙を流しすぎた」 ヴェルレーヌは妻にランボーの詩を読んで聞かせる。 「僕は涙を流しすぎた 悲しい朝を見すぎた」 「私はあなたの詩が好きよ。こんな詩、わからないわ」 マチルダは正直にそう思う。 彼女はランボーが天才かもしれないが、 本質的にアウトサイダーであること... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
愛は存在しない 〜「太陽と月に背いて」⑤〜 Diversity Studies2021/02/05 愛は存在しない 「愛だと?」ランボーは聞き返します。 「そうだ」「違うな」「どうして?」 「家族や夫婦を結びつけているのは愛じゃない。 愚かさやエゴや恐怖だ。愛は存在しない。 私欲は存在する。利益への執着は存在する。自己満足は存在する。 だが愛は存在しない。再創造が必... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
あんたの新作はくだらない 〜「太陽と月に背いて」④〜 Diversity Studies2021/02/04 あんたの新作はくだらない ランボーは辛辣だ。 出版を進めるヴェルレーヌに 「出版はどうでもいい。最大の目的は試作自体だ。あとは雑事さ。 あんたの新作は良くない。くだらない」クソミソです。 「みんな褒めてくれるが」 「ウソの羅列さ」 「真剣に愛している」 ヴェルレー... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
天才少年扱いはイヤだから 〜「太陽と月に背いて」③〜 Diversity Studies2021/02/03 天才少年扱いはイヤだから 「歳はおいくつかな」と尋ねたヴェルレーヌに「16歳です」 「君が送ってきた詩は21歳にしても見事だが、16歳となれば驚異だ」 ランボーは「天才少年扱いはイヤだから」21歳と書いた、と言います。 早熟であることもさることながら、 その自信満々にヴ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
おはよう、ヴェルレーヌは? 〜「太陽と月に背いて」➁〜 Diversity Studies2021/02/02 おはよう、ヴェルレーヌは? ヴェルレーヌの邸宅、と言っても彼は妻の両親の家の居候です。 ランボーから送られてきた詩に感動したヴェルレーヌがパリに招いた。 やってきた若者は繊細な詩人のイメージとはほど遠かった。 朝食の席に案内も乞わず現れ「おはよう」 迎えたのはヴェルレー... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments
彼は未来の声です 〜「太陽と月に背いて」①〜 Diversity Studies2021/02/01 彼は未来の声です アルチュール・ランボーの妹イザベルがヴェルレーヌに 「兄の原稿をお持ちなら私どもにお預けください」と頼んでいる。 無許可でランボーの詩集が出版されていると訴えている。 ヴェルレーヌは「彼が有名になると我々の影が薄くなりました。 古い韻律はもう流行りませ... ゲイ映画のキメ台詞0 Comments